ノンフィクションがお好き。
私はラブストーリーとかラブ・コメディより、ノンフィクションものが好き。
昨夜に引き続き感動が冷めないうちに先日観た映画のレビューを。
『BUGSY』、1991年のアメリカ映画。
先日の記事に書いたように、ラスベガスの開発推進者と言われている、
ベンジャミン・シーゲルの実話を映画化。
主演は『俺たちに明日はない』のウォレン・ベイティ!
“バグジー”というのはばい菌とか害虫とかいう意味で、
他にも「いかれた」という意味があるらしい。
シーゲルはこのバグジーという渾名を嫌っていて、
他人がシーゲルをバグジーと呼べば、殴る蹴るの暴行を受けることになる。
バグジーは妻子があったが、後に女優のヴァージニア・ヒルと恋に落ちる。
映画ではヴァージニア・ヒルを演じているアネット・ベニングが美しくてとてもキュート!
この映画のモデルになったベンジャミン・シーゲル(通称バグジー)。
アメリカのギャングであり、身長は180cm以上、顔も写真で見るようにハリウッドスター並みのハンサムだったらしい。
スーツやネクタイ、髪型などのお洒落にも気を遣い、爪にはマニキュアまで塗っていたそうだ。
映画でもその性格が表現されているけど、かなり気分屋で荒っぽい性格、まさにバグジー(いかれた)という渾名がピッタリだったようだ。
恋人の女優・ヴァージニア・ヒルもかなりの気分屋で、シーゲルとはしょっちゅうひっぱたき合っていたらしい。
映画ではこんな場面も。
ユダヤ系のシーゲルは、30代にイタリアの伯爵夫人を口説いて愛人関係になり、そのコネを利用して、
当時ヒトラーと共に戦争を始めたファシストのムッソリーニを自分が暗殺しようと企てるというシーン。
どうやらこれも実話らしい。
ある日、ヴァージニア・ヒルとドライブに出かけ、砂漠を横断した彼は、ここに最高のカジノとホテル「フラミンゴ」を作ろうと夢を持つ。
この「フラミンゴ」は愛人、ヴァージニア・ヒルの女優名。
結局はフラミンゴは予定以上の建設費がかかり、当初は赤字続き。
1947年6月20日41歳、ビバリーヒルズの邸宅でヒットマンに暗殺され、後にヒットマンを雇った別の人物がフラミンゴを成功させた。
映画の中ではシーゲルが「恋に盲目」というくらい、ヴァージニアに熱を上げている描写がされている。
ヴァージニア・ヒルが建設費として他のマフィア達からかき集めたお金を横領していた事を知っても
「それは口座に取っておけよ」と彼女を許したし、他の男が近付こうとすればヤキモチを焼いて癇癪を起こす。
こんなシーンがある。
シーゲル邸を訪れたマフィアの客人がシーゲルを怒らせてしまい、そりゃーもうドン引きするくらいに荒れ狂う。
「おい、この豚!ブーブー鳴いてみろ!この銃で俺の頭を撃ち抜け!」といい、自ら銃をこめかみに当てる。
客人も震え上がって床に這いつくばい、泣きながら豚のまねをする。
そんな一部始終を見て、怯えているヴァージニア・ヒル。
彼が癇癪を起こした時のいかれっぷりを知って出て行くと思いきや、ますますシーゲルに惹かれてしまう。
ちょっとその気持ち、分かる。(実際にそんな人にめぐり合った事はないけど。)
「600万ドルで始まったバグジーの夢は、1991年までに1000億ドルの収入をもたらしている。」
映画の最後にこんなテロップが出てくる。
ちなみにゴッド・ファーザー(Ⅰ)に出てくる、マフィアのモー・グリーンは、このベンジャミン・シーゲルがモデルになっている。
(ゴッドファーザーのモー・グリーンはマイケル率いるコルレオーネ・ファミリーにカジノもホテルも奪われて暗殺されている。)
以前から観たかった2005年のドイツ映画。
『白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々』。
白バラ抵抗運動というナチス反対運動の主要メンバーとして活動していたが
ゲシュタポ(ナチス・ドイツの秘密警察)に捕まり、
国家反逆罪で21歳の若さで処刑される。
私は小さい頃からナチス・ドイツの背景の映画をよく観たけど
ナチス・ドイツの独裁的国家の中にもゾフィーの様な
ナチス反対運動をしてヒットラーを批判する者が居たのは初めて知った。
もちろんこのゾフィー・ショルさんも実在した人物。
ゾフィーは白バラ運動の活動家たちとヒトラーを非難するビラを配る。
そのビラによってゲシュタポに捕まってしまう事になったのだが
その後そのビラはスカンジナビア経由でイギリスに渡り、
連合国がドイツに降伏を呼びかける際のビラとして使われた。
この2005年の映画は、後に新しく発見されたゲシュタポ調書に基づいて作られた。
映画を観てもらえば分かるけど、彼女は処刑されることが分かっていても自分の信念を曲げなかった。
彼女がまだ若くて女性なのもあったのか?取調官が彼女に同情を示す場面もあったのに。
信念を曲げてウソをつけばすぐに戦争も終わって処刑されずに済むのに。
私だったら「すみませーーん!」ってすぐ自分の信念曲げちゃうだろな。
もちろん「すみません」で済むような世界ではない。映画でもその緊迫感が伺える。
これは去年の映画。
『マイティ・ハート -愛と絆-』。
まだレンタルされたばかりだし、詳細は省くよ。
中東で誘拐・殺害された、
ジャーナリスト・ダニエル・パールの妻を演じるアンジー。
製作には夫のブラッド・ピットも加わっていて、夫婦合作で話題になった映画。
妊婦の役だけど、このアンジーのお腹は本物っぽい。
何をしても地味なメイクでも美しいアンジーです。
もちろんこれもノンフィクションです。
どんなラブストーリーより、どんなSF映画より、やっぱりノンフィクションが好き!
ちなみにケミストリーのカナメ・カワバタのソロ名義は“BUGSY”です。DABO君と曲、出してます!
アタイにはまだまだデ・ニーロ2本とイージーライダー(2回目)と課題に出されていたソフィア・コッポラ監督の映画が待ってるのだ!